chibichibichibikoのブログ

アラ還間近になり、突然資産運用の大切さに目覚めました。

戦勝国で暮らし、日本の終戦の日を考える

今日は、太平洋戦争の終戦記念日ですね。


BBCの記事によれば、『1945年8月15日、日本が降伏した後、イギリスとアメリカ、オーストラリアでは戦勝を祝うために2日間の祝日が設けられた。連合国の何百万もの人が、各地でパレードや街中でのパーティに参加した。』と言うことだそうです。


現在私が暮らすのはオーストラリア、戦勝国です。
私が知る限りでは、今では特に大きなイベントなどは開催されていないと思います。
今は特に中国の脅威が大きいので、これに対応するには現在の同盟国である日本に勝った過去の戦争をあまり大っぴらに喜ぶことは控えているのかもしれません。
当時は、オーストラリアも中国も共に日本に対する戦争に勝利したことを祝っていたのに、77年後には関係が反転することを予測していた人は、当時どれくらいいたのでしょうか?


私が生まれたのは、戦後20年目。
子供の頃には近所の空き地はかつて防空壕があり沢山の方が空襲で亡くなった、とか、夏休みの登校日には『裸足のゲン』やそのほかの戦争映画を体育館で見るのが恒例だった、などと言うことを覚えています。


近所の神社の縁日には、ボロボロの軍服を着て松葉杖を突いた傷痍軍人の男性がいたことも、鮮明に覚えています。


最近再び全体主義の足音、のようなものが聞こえてくるのを感じています。
コロナ禍での自粛警察、マスク警察など普通の人たちが自ら他人を監視してしまう、一定数の人たちが誰かの話を盲信して行動してしまう、等のニュースに接すると、日本と言う国の将来が少し心配になってしまいます。


年齢に関わらず、情報を精査し、自分が正しいと思うことを周りに流されることなく実行していける気概を持って暮らすことが、つくづく大切だと思われます。